こんにちはケイフィールズ講師の稲田朋子です。
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今回は「年齢を重ねるとパーソナルカラーは変わるのか?」というテーマで書いてみたいと思います。
私自身、18歳で初めてパーソナルカラー診断を受け、42歳になった今日までその結果は変わっていません。ときどき、思い出したように自分でドレープをあててみるのですが(笑)、やっぱり変わってはいませんでした。
「パーソナルカラーは年齢で変わるのか……?」
これについては膨大なデータが必要となるでしょうし、あくまでも私の16~17年間の実績の中でのお話にはなりますが、「ほとんど変わらないのではないか」というのが本音ではあります。
パーソナルカラーは年齢によって変わるというよりは、むしろその逆で、似合う色はより似合うようになり、苦手な色はより苦手になる……そんな傾向が顕著だと感じています。
たとえばスプリングタイプの方で、「35歳くらいまではカーキのアウターでも様になっていたのに、ある年、突然、カーキで顔色が悪く見えた!」という経験をしたお客様もたくさんいらっしゃいます。
同じように、「昔は黒も着れたけど、今はダメ」。
「ベージュを着たら、ある年突然『肌着』に見えた」……等々もよくお聞きすることです。
その理由としましては、やはり年齢を重ねると肌のハリも衰えてきますし、シワやたるみ等の凹凸感も出てきますので、合わない色の影ができやすくなるからだと思われます。つまり、苦手な色による悪影響が出やすくなるいうことなのです。
もちろん顔立ちの変化、トレンドの変化、人間関係の変化、生き方の変化等によっても、しっくりくる色合いは変化します。
若いときは「クールな雰囲気」が好きで黒やグレイを着ていたけれど、今はピンクや明るい色が着たくなったというケースもあるでしょう。
そんなときでも、似合うピンクとそうでないピンクはありますし、明るい色ひとつとっても、淡く優しい明るさなのか、まぶしく冷たさを感じるほどの明るさなのかと様々あるわけです。
また、もう一つの事例として、「似合う範囲の中で」メイクやヘアカラー変えてみたところ、ベストカラーが変わったように思える…というケースもあります。
具体的にいえば、16分類診断で「ビビッドタイプのスプリング」さんは黒髪も似合うわけですが、思い切って明るさレベル「9」のオレンジにしてみたところ、同じく16分類診断の「ウォームタイプのスプリング」さんのように、赤よりも黄色や黄緑が似合うようになった……なんてことは、よくあります。
大切なのはまず「4分類」をしっかりと正確にとらえておくこと。
そもそもパーソナルカラー診断では「ノーメイクかつ、素の髪色で似合うものは何か?」を調べられるものなので、多少のメイクやヘアカラーの変化によって、似合う色に幅が出るのはむしろ楽しいことなのです。良いことなのです。
ただ「4分類」の結果自体は変わらない……と私自身は経験上感じておりますから、ご安心いただければと思います。
そして何よりも、パーソナルカラー診断は似合う色を限定するものではなく、自分自身をよりよく見せるためのプロデュース方法だということをお伝えしていきたいと思います。
年齢を重ねて好きな色が変われば、まずはそれを受け入れて、どんどん試着してみましょう。
「似合う色」を着続けなくてはいけないとか、「いつも同じイメージでいなくてはならない」と考えてしまわず、ご自身の心や生き方を主役にして、そのうえで、パーソナルカラーをご活用いただければと思います(^^)
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