こんにちは。若石リフレクソロジスト&食生活デザイナーの木下友子です。
今回のテーマは砂糖。
昨今の健康法や美容法で「砂糖」が絶賛されることは、まあ、ありませんよね(笑)
糖尿病のリスクや、お肌の糖化リスク、メンタルへのリスク等、数え上げればきりがありません。
砂糖には
●増量性(欲しくなる量が次第に増えていきます)
●習慣性(砂糖を食べると、だんだんやめられなくなっていきます)
●潜在性(気づかない間に砂糖は心身に影響を与えます)
といった性質があり、まさに白い粉の魔力……つき合い方が難しそうな食材なのです。
が、薬膳の視点から見てみるとどうでしょう。砂糖が絶対的に悪いもの……ではないことがわかります。
■白砂糖を薬膳から見てみたら
薬膳では「陰虚」「気虚」に合う食材とされています。
・陰虚の状態:ほてり、のぼせ、目や喉が渇く、便秘、太れない、乾燥肌
・気虚の状態:食欲不振、だるい、疲れる、風邪をひきやすい
・五性は平、身体を温めも冷やしもせず、常食に適しています。
■黒砂糖を薬膳から見てみたら
「血虚」「瘀血」「陽虚」体質の人に合う食材とされています。
・血虚の状態(血が不足):肌荒れ、肌や髪の感想、顔色が悪い、不安
・瘀血の状態(血の停滞):クマやくすみ、シミ、肩や首が凝る、サメ肌
・陽虚の状態:青白い、手足や下半身が冷えやすい、華奢、下痢、むくむ
・五性は温。冷えや食欲不振の改善、疲労回復、下痢の改善、冷えが原因の生理痛や月経不順に。
■氷砂糖を薬膳から見てみたら
白砂糖と同じく「陰虚」「気虚」の人と相性が良いとされています。
・五性は涼。身体を冷やし、肺の機能を高め痰を出しやすくします。
微熱、のぼせ、ほてりの改善、熱中症予防に、
いかがでしょうか。これを見る限り、砂糖は悪くないのでは…と思われるかもしれません。
では、なぜ砂糖はいつも悪者扱いされるのでしょうか。
それは、現代の日本人がとりすぎだからです。
どの砂糖が良くて、どの砂糖が悪いとかではなく、上手な付き合い方(量やタイミング等)を考える必要がありますよね。
ダイエットや糖尿病がきっかけで、若石リフレクソロジー(足もみ)を始める方もいらっしゃいますから、今後もブログで上手な砂糖との付き合い方について書いていこうと思います。
お読みいただきありがとうございました。
★様々な栄養素は、それぞれが複雑に関係しあって、身体に影響を与えています。
「これ一つで○○になる」とか、「この栄養素をこれだけとれば○○になる」、
と単純に言えるものではないと考えておりますので、その点はご注意くださいませ。
「自分の健康は自分で守る!セルフケアからプロ独立まで」
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