こんにちは。若石リフレクソロジスト&食生活デザイナーの木下友子です。
「お塩シリーズ2回目」です。前回は薬膳から見た塩の性質や働きについて書きました。
今回「塩の味」がテーマです。
塩の味はナトリウムの割合や、その他のミネラル分によって決まります。
基本的に
●海塩はミネラル成分が多いので複雑な味
●岩塩はナトリウム成分が多いので辛味が際立つ味といえます。(※製法によっても異なりますが)
今私の手元にある岩塩「クリスタルソルト(写真)」はナトリウムが38.6g。
伝統的な製法で人気の「海の精」は34gでした。岩塩の塩辛さが分かりますよね。
その他のミネラル分についても、人気のお塩で比較してみましょう。
<カルシウム・・・穏やかなえぐみの味>
1位 海の精 400㎎
2位 キパワーソルト 184mg
3位 クリスタルソルト(岩塩) 20.8mg
<マグネシウム・・・強い苦みの味>
1位 キパワーソルト 761mg
2位 海の精 700mg
3位 岩塩 13.5mg
<カリウム・・・酸味>
1位 海の精 240mg
2位 キパワーソルト 208mg
3位 クリスタルソルト 手元のものには表記なし。
う~ん!岩塩がいかにストレートな辛味かがわかりますね。
反対に「海の精」は複雑な味なので、いわゆる「奥深い味わい」があります。
<塩とお料理の相性は?>
海塩の「複雑な味」は、淡白な食材に合います。
おにぎりや白身のお魚、おかゆにもいいですよ~。
一方、ストレートに辛さが楽しめる岩塩は赤身のお肉、ジビエにも。味にアクセントが出ます。
お塩の粒子の大きさや、含んでいる水分量によっても味が変わりますので、塩は複雑で奥の深い世界ですね~。
ちなみに、「海の精」は青ラベルの方が高価です。赤ラベルと比較してみますと…
●粒子の大きさ
青ラベル・・・粗い(ちょっとまろやかに感じます)
赤ラベル・・・細かくて均一
●製法の違い
青ラベル・・・立体塩田で天日濃縮した天日塩
赤ラベル・・・天日濃縮、釜炊き製法
どの塩が良い!というよりも、体質や体調、お料理の種類によっても使い分けられると楽しいですよね。
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